あるサイトではユーザーにとってはチャットの応対が意外と気になるポイントだったようです。
掲示板にも○○と書いたら○○と返された。といった書き込みが数多く見られました。
こうした微妙な仕掛けはホームページの外のコミュニケーションを盛り上げるための演出としても有効です。でもあまりこれ見よがしに盛り込んでは逆効果。
気付かなくても結構。でももし気づいたらちょっとうれしい。くらいの感覚で用いるとバランスがいいようです。
行ってみれば放置しておいても実害のないバグ、くらいの位置づけでしょうか。
「コミュニケーションをする仕組みをデザインする」ことについて説明してきました。
私は普段おおよそ今まで書いたようなポイントを踏まえながらホームページのデザインに取り組んでいるわけです。
ただ、ここで説明したのは、あくまでコミュニケーションとその仕組みについての考え方の部分であって、今回は触れませんでしたが、デザインという意味では、実はこれとは別に個々の表現についての考え方もあります。